半年ぶりに映画を観に行ってきました
冒頭から「肥後の子守唄」が静かに流れ…坂本龍一の哀しくも優しく琴線に触れる音楽が鳴り響く…
私が水俣病を深く知ったのは中一の時、友人が夏休みの自由研究に取り上げていた痛ましい公害病…
50年以上前の高度成長期の日本において、熊本と鹿児島の県境にある不知火海に起こった公害病…
当時の映像も組み込まれており、そのリアルさに怒りと哀しみが胸を打ちます。
実際の映像で、チッソ会社に抗議し突入しようとする場面の迫力に圧倒され自然と涙が流れる…
理不尽な事には、闘わなければ未来はないんだとしみじみ思う…
撮影は日本では撮られておらず、少し違和感はあります(ジョニーデップが主役なんで致し方ない)
真実を収めるphotoには偽りは全くない
被写体の瞳が全てを物語る
撮る側も精神を持っていかれる
現像時にさえもphotoに自身の想いを注入する
ラストの母娘の生命力のあるphotoに、水俣病の現実と人間の愚かさと親の愛情が溢れていた…
ライフ誌に掲載された命を懸けた一枚のphotoは水俣病訴訟を動かす…
ユージン スミスさんに(外国の世論に弱い日本において)どれだけの勇気を貰った事でしょう…
ただ…思うのは、水俣にとってチッソ会社は生きて行く上で重要な企業(収入源)だったということ
村おこし的な企業誘致は、その土地で生きて行く上での大きな収入源です…
私の育った市でも自衛隊誘致や原子力発電所誘致など有りました。
どれも他市に持って行かれ…その土地は衰退するばかりです。
水俣市がこの映画の先行上映を断り協賛しなかった理由も理解しています…
綺麗事ばかりじゃないのが現実です。
話しは変わりまして…
この間(9/25)の深夜、某所にバイク500台が集結する(何処からこれだけのバイクが?!)という出来事があったのですが…
も〜、夜の九時から深夜1時半まで、ずっと空ぶかしの爆音が静かな夜を駆け回り鳴り響くというMAX哀しい状況…こんなこと、長年生きてて初めてかも💦
安眠妨害の嫌がらせ行為に…私、なんの天罰❓なのかと思案した夜😭
初めて尽くしは、交通警察に深夜1時半に電話したこと
辛い深夜勤務の警察官の真摯に対応して下さる様に、自分の災難には人に頼って良いんだなと実感した夜
夫はスピスピ眠ってた…
なんて人なの?!
睡眠不足の頭で夫に問う…
「昨夜は、酷い音だったけど眠れた?」
夫いわく
「母さんのブツブツ言う声がうるさかったよ」
なんですと?!σ( ̄^ ̄)?
世の中、理不尽なことって結構あります💦